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【解説】赤ちゃんのセンサリープレイで一番大切なのは「身体の発達理解」

9月26日
読了時間: 5分


こんにちは。一般社団法人センサリープレイ協会理事のさぴぴです。


「赤ちゃんにもセンサリープレイはできる?」「0歳には、どんな感覚遊びをしたらいい?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。赤ちゃんは、生まれたときから「見る」「聞く」「触れる」など、さまざまな感覚を使いながら周りの世界を知ろうとしています。


そのため、センサリープレイは何かができるようになってから始めるものではありません。0歳の赤ちゃんでも、その時期の発達に合った方法で楽しむことができます。ただし、赤ちゃんのセンサリープレイを考えるうえで、とても大切なことがあります。それは、赤ちゃんの身体の発達を理解したうえで、遊びを考えることです。






▪️赤ちゃんのセンサリープレイとは?


センサリープレイとは、見る・聞く・触るなど、さまざまな感覚を使いながら楽しむ遊びです。赤ちゃんは、まだ言葉で「これは何だろう?」と考えることはできません。

その代わり、触ってみる、握ってみる、叩いてみる、振ってみる、落としてみる、口に入れて確かめてみる、音がした方向を見る、動いているものを目で追う。このように、自分の身体と感覚を使いながら、目の前にあるものを確かめています。


大人から見ると「ただ触っているだけ」「同じことを繰り返しているだけ」に見える行動も、赤ちゃんにとっては大切な探索です。センサリープレイでは、このような赤ちゃんが自分から感じ、試し、確かめていく過程を大切にしています。


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▪️赤ちゃんの遊びには「身体の発達」という土台がある


私は、赤ちゃんにとって豊かで意味のあるセンサリープレイを考えるためには、まず遊びの土台には身体の発達があることを知っておく必要があると思っています。赤ちゃんの身体や手指の機能は、生まれたときから完成しているわけではありません。成長とともに少しずつ発達し、身体の動かし方や手指の使い方も変化していきます。


つまり、どれだけ大人が「良さそうなセンサリープレイ」を用意しても、赤ちゃんの身体がその動きをできる段階に達していなければ、その子にとって意味のある活動にはなりにくいのです。皆さんは「指先を使わせたい」からこの遊び!と選んでいませんか?たとえば、まだ指先を細かく動かす機能が十分に発達していない小さな赤ちゃんに、「小さなものを指先でつまむ」「細い穴にものを入れる」といった活動を用意したとします。


大人から見ると、「指先を使うから発達に良さそう」「手先が器用になりそう」と感じるかもしれません。しかし、そもそも赤ちゃんの身体がその動きをできる段階に達していなければ、もちろん思うようにできません。場合によっては、うまくできないことで楽しめなかったり、その遊び自体を嫌になってしまうこともあります。だからこそ大切なのは、遊びによって発達を先取りしようとするのではなく、今の発達を土台にして遊びを考えることです。






▪️「何をさせる?」ではなく「今、何ができる?」


赤ちゃんのセンサリープレイを考えるとき、「今日は何をさせよう?」から始めるのではなく、「今、この子はどんな身体の使い方をしているだろう?」というところから観察してみましょう!


たとえば、まだ手のひら全体を使ってものと関わる時期なら、・手のひらで触れる・握る・押す・叩く・振る・引っ張る・手や足を動かして触れるなど、その時期の赤ちゃんができる動きを使って十分に探索できる環境を用意します。そして、成長とともに手や指の使い方が変化してきたら、それに合わせて素材や道具、環境も少しずつ変えていきます。赤ちゃんを遊びに合わせるのではなく、遊びを赤ちゃんの発達に合わせる。これは、赤ちゃんのセンサリープレイを考えるうえで、とても大切な視点です。



▪️同じ0歳でも、同じ遊びになるとは限らない


「0歳のセンサリープレイ」「生後6ヶ月におすすめの感覚遊び」などと検索すると、月齢ごとにさまざまな遊びが紹介されています。もちろん、月齢は遊びを考えるうえで一つの目安になります。しかし、同じ月齢だからといって、すべての赤ちゃんが同じ発達段階にいるわけではありません。


身体の使い方も、興味を持つものも、探索の仕方も一人ひとり違います。だからこそ、家庭であっても、保育園であっても対象となる赤ちゃんが、どのような発達段階にいるのか。今、どのような身体の動きができるのか。どんなものに興味を示しているのか、を知ったうえで、遊びを考えていくことが何よりも大切です。



▪️「できるようにさせる遊び」ではない


赤ちゃんのためにセンサリープレイを用意しようとすると、「指先を器用にしたい」「たくさん刺激を与えたい」「これができるようになってほしい」と、大人側の目的から考えてしまうことがあります。もちろん、さまざまな経験が赤ちゃんの育ちにつながっていくことはあります。


しかし、センサリープレイで大切にしたいのは、何かを早くできるようにすることではありません。今の赤ちゃんの身体でできることを起点に、触ってみたい、動かしてみたい、もう一度やってみたいという探索を広げていくこと。

そのために大人ができることは、赤ちゃんの発達をよく観察し、その子が自分から関わりたくなる素材や環境を用意することです。






▪️センサリープレイをするときの安全面


赤ちゃんのセンサリープレイでは、安全への配慮も欠かせません。特に0歳頃は、手で触るだけではなく、ものを口に入れて確かめることも多い時期です。使用する素材や道具は、赤ちゃんの発達段階や行動に合わせて選び、誤飲や窒息などにつながるものがないか十分に確認しましょう。また、センサリープレイを行う際は、赤ちゃんだけで遊ばせるのではなく、必ず大人がそばで見守りながら行ってくださいね!




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