top of page

【初心者向け】センサリープレイライスとは?お米を使った感覚遊びの魅力と楽しみ方

8月14日
読了時間: 5分


こんにちは。一般社団法人センサリープレイ協会理事のさぴぴです。


センサリープレイでは、お米を遊びの素材として使用することがあります。お米は、サラサラ、パラパラ、ころころとした感触。手のひらからこぼれ落ちる動きや容器に入れたときに聞こえる音。そして、色とりどりに着色されたお米の美しさ。


私たちは、センサリープレイに使用するこうしたお米を「センサリープレイライス」、着色したお米を「カラーライス」と呼んでいます。日本では「え、お米で遊ぶの?」と驚かれることもありますが、お米は子どものさまざまな遊びを引き出してくれる、とても魅力的な素材のひとつです。今回は、センサリープレイライスとはどのようなものなのか、そして子どもたちの遊びがどのように広がっていくのかをご紹介します。






▪️センサリープレイライスとは?

センサリープレイライスとは、センサリープレイ(感覚あそび)に使用するお米のことです。そのままのお米を使用することもありますが、さまざまな色に着色したものもあります。


お米の魅力は、何よりもシンプルなことです。

手を入れる、握る、指の間から落とす、すくう、容器から容器へ移す、高いところから流してみる。一見すると単純な動きですが、子どもはその中で、触った感覚、音、動き、量の変化など、さまざまなことを感じています。



▪️どうして子どもたちは、お米に夢中になるの?


センサリープレイライスを子どもたちの前に出すと、何度も何度も触ったり、すくったり、流したりする姿がよく見られます。お子さんがいるご家庭では、ぜひ一度、一緒にお米を研いでみてください。想像以上に夢中になって、お米を触ったり、混ぜたり、洗ったりする姿が見られるかもしれません。そんな姿を見て、「お米の触り心地って、こんなに子どもを惹きつけるんだ!」と気づく方も多いのではないでしょうか。その理由のひとつは、自分の動きに対して素材が変化してくれることです。手を入れると、お米が動く。握ると、指の間からこぼれる。カップを傾けると、一気に流れ落ちる。高いところから落とすと、音や動きが変わる。「こうしたら、どうなるんだろう?」そんな小さな好奇心に対して、センサリープレイライスは毎回少しずつ違う反応を返してくれます。だからこそ、子どもは同じ動きを何度も繰り返しながら、自分なりに確かめていきます。







▪️触覚だけではない、さまざまな感覚体験


「感覚あそび」というと、手で触る遊びをイメージされることが多いかもしれません。しかし、センサリープレイライスで使っている感覚は、決して触覚だけではありません。カラフルなお米を見る、お米が落ちる音を聞く。手のひらで粒を感じる、スプーンですくう、容器を持って傾ける、お米の中から何かを探す。一つの素材との関わりの中でも、子どもはさまざまな感覚を使っています。



▪️「何をするか」は子どもによって違う


同じセンサリープレイライスを用意しても、遊び方はみんな同じではありません。

・ひたすら手で触る子。

・何度もカップへ移し替える子。

・色を混ぜることに夢中になる子。

・お米の中に何かを隠す子。

・フィギュアを使って、ごっこ遊びを始める子。

年齢や発達だけではなく、その日の興味によっても遊び方は変わります。だからこそ、センサリープレイでは、

「こうやって遊ぶんだよ」と遊び方を教えることよりも、その子が何に心を動かされているのかを見ること

を大切にしています。



▪️世界観を加えると、さらに遊びが広がることも


センサリープレイライスは、そのまま触れるだけでも十分楽しめます。そこにフィギュアや自然物、さまざまな道具などを組み合わせることで、遊びがさらに広がることもあります。例えば、赤と黒のお米から「てんとう虫」の世界へ。青いお米から「海」の世界へ。恐竜、宇宙、季節、色など、子どもの興味に合わせてさまざまな環境をつくることができます。ただし、大人が用意した世界観の通りに遊ぶ必要はありません。海を用意したのに、子どもはひたすらお米を移し替えている。恐竜を置いたのに、恐竜にはほとんど触れず、お米を流すことに夢中になっている。そんな姿も、立派な遊びです。


大人が考えた遊び方よりも、子どもが見つけた「面白い」を大切にする。私たちは、そんなセンサリープレイを大切にしています。


お米の着色方法はこちらの記事をご覧ください↓







▪️食べ物を遊びに使うことについて


センサリープレイライスを紹介すると、「食べ物を遊びに使ってもいいのでしょうか?」という声をいただくことがあります。食べ物を大切にするという視点は、とても大切です。そのため、古米などを活用することもひとつの方法です。また、一度使用したらすぐに廃棄するのではなく、衛生状態を確認しながら繰り返し使用するなど、できるだけ素材を大切に扱うことも心がけたいことのひとつです。


「遊びに使うから何でもいい」ではなく、どんな素材を、どのように使うのか。そこまで考えて環境をつくることを大切にしています。お米は小さな素材のため、特に低年齢の子どもと遊ぶ場合には注意が必要です。口に入れる、鼻や耳に入れるなどの可能性も考え、子どもの発達や普段の様子に合わせて素材を選びましょう。

必ず大人がそばで見守り、安全な環境の中で楽しむことが大切です。「お米だから安全」と考えるのではなく、その子にとって今、安全に扱える素材なのかという視点を持つことが必要です。


センサリープレイライスを目の前にしたとき、その子は何をするでしょうか。ぜひすぐに遊び方を教えず、最初の一歩を少しだけ見守ってあげてください。そこから、私たち大人が想像していなかった遊びが始まるはずです!


※ただし、食べ物であるお米を遊びに使うことに抵抗がある方は、無理に取り入れる必要はありません。食材を使わずに楽しめるセンサリープレイもたくさんあります。それぞれのご家庭や園の考え方に合った素材を選びながら、センサリープレイを楽しんでくださいね。




こちらの記事もよく読まれています!



© 2026 一般社団法人センサリープレイ協会. All rights reserved.

当サイト内のコンテンツ(文章・画像等)の無断転載・転用を禁止します。

 
 
bottom of page