【完全ガイド】センサリープレイを園全体で導入する方法|失敗しない進め方とポイント
- 4月8日
- 読了時間: 4分
こんにちは。一般社団法人センサリープレイ協会代表の尾本です。
2026年2月に、私は、日本初となるセンサリープレイの書籍を出版しました。それをきっかけに、ありがたいことに「センサリープレイを導入したい」というご相談・ご依頼を、全国からいただくようになっています。
特に増えているのが、保育園・幼稚園など保育の現場で取り入れたいという声です。
一方で、現場の先生方からはこんなお悩みもよく聞きます。
「センサリープレイって、園でどうやってやればいいの?」
「興味はあるけど、園全体で導入するのは難しそう…」
「一部の先生だけでやっても意味あるの?」
こうした不安を感じている保育士さん・園長先生は、決して少なくありません。
そこで今回は、はっきりお伝えします。
センサリープレイは「個人の取り組み」ではなく、園全体で導入してこそ本来の効果を発揮します。
▪️なぜ「園全体」での導入が必要なのか
センサリープレイは単発の活動や一部のクラスだけで行うと
・そもそも継続できない(数人の先生だけにかなり負担がかかる場合も)
・効果が見えにくい
・理解に差が出る といった課題が出やすくなります。
一方で、園全体で導入すると
・子どもの変化を共有できる
・保育の質が統一される
・保護者への理解も広がる
「園の方針」として機能するようになります。

▪️センサリープレイ導入の5ステップ
① 園内での共通理解をつくる
何よりも最初に必要なのは「なぜやるのか」を揃えることです。
ここがズレると必ず途中で止まってしまいます。
<ポイント>
・センサリープレイの効果(集中力・創造力など)を共有する
・実践事例を見てもらう
・小さく体験してもらう(感覚ベース作りだけの体験など)
② 小さく始める(1クラスからでもOK)
いきなり全体導入するよりも、まずはどんなものか小さく始めることをおすすめします。
まずは一部クラス・少人数で試すことです。
<ポイント>
・成功体験を作る
・子どもの変化を可視化する

③ 実践しやすい環境を整える
現場でよくあるのが「やりたいけど準備が大変」保管場所はどこにする?など環境問題もでてきます。
<解決策>
・材料をセット化する
・使いやすい収納を作る
・汚れ対策を整える
④ 本物のセンサリープレイを体験する
1番効果があるのは、やはり本物のセンサリープレイを保育士の先生方も体験することです。センサリープレイのプロに実際に保育園でやってもらうことで、子どもの様子・変化もしっかり見ることができます。
<ポイント>
・感覚ベース作り体験、セッティング体験など
・センサリープレイ協会認定講師®︎に一度園でやってもらう
※上記の外部講師委託も日本全国で承っていますので、お問い合わせよりご連絡ください。
⑤ 保護者への理解を広げる
意外と見落とされがちですが、保護者の理解=導入成功の鍵です。子どもにとって1番身近な存在だからこそセンサリープレイの良さ、保育士の先生方の工夫や関わりについても理解していただくことが大切です。
<ポイント>
・活動の目的を伝える
・写真やレポートで共有
・家庭との連携を意識する
・センサリープレイを通して保育の方針を伝える

▪️よくある失敗と対策
① 一部の先生だけが頑張っている
そもそも園全体に広がらないですし、絶対にうまくいきません。
途中で疲弊して、終わってしまうパターンがほとんどです。
② 汚れることへの抵抗
この気持ちがあるとどうしても、実施頻度が下がってしまいます。
まずはセンサリープレイ理解から必要となります。
③ 理解不足で形だけになる
よくある感覚あそびになってしまうパターンです。感触を楽しんで終わり。
センサリープレイをやっているはずなのに、全くセンサリープレイになっていないなんてことも。
▪️導入を成功させる本質
センサリープレイはやり方よりも「考え方」が重要です。
・テーマ
・世界観
・導入
・子どもの主体性
これらが揃って初めて子どもが没入する体験になります。
センサリープレイを園全体で導入するためには、まず園内での共通理解を深めること、そして無理なく小さく始めることが重要です。さらに、実践しやすい環境を整え、保育士の先生方の負担を軽減する仕組みをつくること、そして保護者の理解を得ることも欠かせません。
これらを丁寧に積み重ねていくことで、無理なく継続できる導入につながります。
そして何より、園全体で取り組むことで、保育の質は大きく変わります。
ぜひ、センサリープレイを保育に導入してみてください。
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