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木製×センサリープレイの魅力と活用法

  • sanastitch
  • 3月2日
  • 読了時間: 3分

こんにちは。一般社団法人センサリープレイ協会理事のさぴぴです。


乳幼児期の子どもにとって、五感を刺激する体験は「学びの土台」になります。

私は、子どもたちのすべての発達領域を育むために、感覚体験をたっぷり取り入れることが大切だと考えています。


近年、日本でも木製おもちゃの人気が高まり、SNSでも木製おもちゃに特化したアカウントを目にすることが増えてきました。私は木製おもちゃのコレクターではありませんが、その魅力を強く感じており、センサリープレイに活用できるものは積極的に取り入れています。




今回は、私がセンサリープレイでよく活用している木製おもちゃやパーツ類の魅力について、具体的なメリットとともにご紹介します!



  • 身体の発達 – 木製おもちゃは、子どもたちの体の動きを引き出し、運動能力の発達を助けます。

    大きな動き(大きめの積み木や木箱を運んだり持ち上げる)を促す

    手や指の細かい動き(木製ビーズをつまむ、積み木やパズルでバランスを取りながら積み上げる)を鍛える


  • 心の発達 – 木は温かみのある自然素材なので、触れることで心が安らぎます。研究によると、木のぬくもりは健康や精神的な安定にも良い影響を与えることが分かっています。(森林総合研究所様の研究参照)

    触ると落ち着く

    自然素材に触れることでリラックスできる


  • 学ぶ力 –木のおもちゃは、遊びを通じて知育につながる要素がたくさん!

    ひらがな・数字を覚える(木製のパズルやアルファベットブロック)

    お友達と協力して学ぶ力が育つ(共同で遊ぶことでコミュニケーション力がUPする)



●創造力の向上


木製おもちゃは、シンプルだからこそ子どもたちの想像力を引き出す遊びができます。

ボタンを押せば音が鳴るような「決まった機能」がないため、「これを〇〇に見立てて遊ぼう!」と考える力が自然と育ちます。スモールワールドプレイ(感覚あそび×ごっこ遊び)に最適!表現力・自己表現の幅を広げる。




●木の美しさを感じる体験


木製おもちゃは、一つひとつ木目や色合いが違うため、子どもたちは「自然の中には同じものがない」ということを学べます。

  • 木の色や手触りの違いに気づくことで、観察力がUPする

  • 形や大きさ、位置関係を考えることで、数学的思考も育つ!


実際に、私が木製品をメインに使用したセンサリープレイを子ども達としていると「この積み木は少し黄色っぽいね!」「こっちはすべすべ、こっちはザラザラしてる!」という声が自然と聞こえてきます。


●長く使える!木製おもちゃの耐久性


センサリープレイでは、「長く使えるかどうか」も重要なポイントです。木製おもちゃは非常に丈夫で長持ちし、買い替えの頻度が少ないのが大きなメリットです。一方で、プラスチック製のおもちゃは壊れやすく、約1年半ごとに買い替えが必要になることも…。そう考えると、木製おもちゃは適切にお手入れすれば何年も使えるため長期的に見てもコストパフォーマンスが高いのです!




●木製以外の素材も活用


センサリープレイでは、「木製おもちゃ」だけにこだわらず、さまざまな素材を取り入れることが大切です。

 例えばこんな素材もおすすめ!

布やフェルト(ふわふわの感触を楽しめる)

金属やプラスチック(カチカチ・ツルツル、ひやっとした感触を体験)

紙やダンボール(破る・折る・丸めることで感触を楽しめる)

いろんな素材を取り入れることで、子どもたちの感覚体験がより豊かになります!


子どもたちが自然と触れ合いながら、センサリープレイでの遊びを通じて学び、成長できる環境を整えていけるといいですね。



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